電話
2002年2月25日さて書きましょう
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弐零零弐年一月十二日午前九時十分
鳴り止まない電話。不吉な予感。
それは前触れもなく始まった
突然すぎる出来事は私に無言の痛みを与え
それを理解するのにさほど時間はかからなかった
今更、どうすることも出来ないのは分かっている
今更、どうすることも出来ないから何も言えない
無言の苦しみ・無言の悲しみ
無言の腹立たしさ・無言に溺れていく
一十三日
いまだ意識不明
状況は何も変わらない
生きる確率50%
死ぬ確率50%
心の中では「必ず助かる」
そう言い込ませる
そう思わないと無言に溺れていくからだ
そんなときでも自分のことを考える
そんな私は卑怯ですか?
面会は出来ません
時間は八〜十一時十三〜十七時
ただ怖いただ顔を見たくない
きっと助かるよ
そうやって自分から逃げていく
私は卑怯物で弱虫です
一月十四日
依然、状況は変わらない
意識不明
ただただ
暗く、寂しく、怖く、痛い
一月十五日
君は指輪を大事そうにしてる
君が泣いている
私は何も言えない
無気力に見つめるだけの私です
君に勇気付ける言葉も無く
ただただ、病院に向かう
その後姿だけがすべてを物語る
一月十六日
意識不明、状況だけが変わる
助かる確率は10%も無い
君の実家の京都では
葬式の段取りに取り掛かろうとしている
私は未だに面会に行っていない
いつまで私は逃げるの?
十六時に彼女に電話を掛ける
「明日の1時か3時頃面会に行く」
電話を切った後
無言に痛い
自分に言い聞かせるように
何度も繰り返し言った
一月十七日
午前五時四十三分
突然の電話
君の死が伝えられる
淡々と話すその声が
現実味を帯びず
電話を切り
無言に溺れていく
君に会うことが無く
逃げ切れた
私は卑怯物で弱虫です
午前八時二十分
君の顔を見ました
ただ何も言えず
涙も流れず
ただ、無言に痛い
そんな時でも
私は自分のことを考え
無言に溺れていく・・・
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長いな・・・
まとまり悪いし・・・
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弐零零弐年一月十二日午前九時十分
鳴り止まない電話。不吉な予感。
それは前触れもなく始まった
突然すぎる出来事は私に無言の痛みを与え
それを理解するのにさほど時間はかからなかった
今更、どうすることも出来ないのは分かっている
今更、どうすることも出来ないから何も言えない
無言の苦しみ・無言の悲しみ
無言の腹立たしさ・無言に溺れていく
一十三日
いまだ意識不明
状況は何も変わらない
生きる確率50%
死ぬ確率50%
心の中では「必ず助かる」
そう言い込ませる
そう思わないと無言に溺れていくからだ
そんなときでも自分のことを考える
そんな私は卑怯ですか?
面会は出来ません
時間は八〜十一時十三〜十七時
ただ怖いただ顔を見たくない
きっと助かるよ
そうやって自分から逃げていく
私は卑怯物で弱虫です
一月十四日
依然、状況は変わらない
意識不明
ただただ
暗く、寂しく、怖く、痛い
一月十五日
君は指輪を大事そうにしてる
君が泣いている
私は何も言えない
無気力に見つめるだけの私です
君に勇気付ける言葉も無く
ただただ、病院に向かう
その後姿だけがすべてを物語る
一月十六日
意識不明、状況だけが変わる
助かる確率は10%も無い
君の実家の京都では
葬式の段取りに取り掛かろうとしている
私は未だに面会に行っていない
いつまで私は逃げるの?
十六時に彼女に電話を掛ける
「明日の1時か3時頃面会に行く」
電話を切った後
無言に痛い
自分に言い聞かせるように
何度も繰り返し言った
一月十七日
午前五時四十三分
突然の電話
君の死が伝えられる
淡々と話すその声が
現実味を帯びず
電話を切り
無言に溺れていく
君に会うことが無く
逃げ切れた
私は卑怯物で弱虫です
午前八時二十分
君の顔を見ました
ただ何も言えず
涙も流れず
ただ、無言に痛い
そんな時でも
私は自分のことを考え
無言に溺れていく・・・
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長いな・・・
まとまり悪いし・・・
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